見やすい資料のデザイン図鑑

森重湧太著

ー主張ー
○デザインにセンスは必要ない、マネし続けることでコツはつかめる
○資料という媒体の目的は「正しく情報を伝えること」→センスよりも情報設計の方が大事
○デザイン上達の近道はたくさんマネをすること

ーチェックポイントー
⚫︎単なる説明になっていないか?
⚫︎内容が頭に入らない図解でないか?
⚫︎数値を表と文章だけで説明していないか?
⚫︎つかみづらいビジネスモデルでないか?

Chapter1 基本
1.作りはじめる前にスライドマスターを開く
新規作成したらそのまま作らない。まずスライドマスターを開いて、全体のデザインを決める。あとになるほど調整に時間がかかる。
⚫︎「表示」タブの「スライドマスター」から開く。
ー基準となるルールを決めるー
(例)ページタイトル:フォントサイズ28pt/太字/黒色
游ゴシック体、フォントサイズ24pt、行間は倍数1.2倍、文字装飾なし、色は黒色(カラーコードは♯2A2E33)、文字装飾は基本は太字を使う 等

2.まずは余白がない状態をなくす
3.日本語のフォントは原則1種類に限定する

4.色は直感ではなく色相環で選ぶ
【ベースカラー】 背景は白、通常文字は黒や濃いグレー
【メインカラー】 色相環の中心や端を避けて選ぶ
【アクセントカラー】 色相環の中心を基準に、メインカラーの逆側にあるエリアから選ぶ

5.受け手に伝わるメッセージの基本
⚫︎1スライド=1メッセージを心がけ、言いたいことをなるべく減らす
⚫︎キーフレーズは短く心掛ける
⚫︎不要な部分は削る

6.資料はどこで使うかでアウトプットが異なる
【紙やモニターは見やすさを制御できる】
⚫︎文字は11〜12ptあれば読める

【プレゼンでは見やすさを制御できない】
⚫︎最低文字サイズは18pt以上
⚫︎オブジェクトは大きく、位置も高く
⚫︎口頭解説を前提とし、情報量を減らす

7.整ったデザインを素早く作る パーツ化
⚫︎思いつきではなく「装飾のルール」を決めて、なるべく使い回しをする

Chapter2 シーン別
1.表紙はタイトルにこだわる、見た目はシンプルに
⚫︎表紙に年度や著作権表示、日付などをのせると情報過多。なるべく削除。
⚫︎暗めの青系グラデーションは相手に真面目、賢い印象を与える。
⚫︎グラデ×白地は明るい印象。社内向けレクリエーションや社内イベントに向く。クリーンな印象なので、医療、衛生系にも。

コメント

タイトルとURLをコピーしました