誤振込の返金義務

「間違った相手にお金を振り込んでしまった」
「知らない人からお金を振り込まれてる」
給付金の誤振込と返金拒否のニュースがありますが、法的には違法となるのか調べてみました。

【誤振込した人がすること】
①まず振込先金融機関へ「組戻し(=資金返却の依頼)」手続きを行う。
○いったん口座に入ってしまった資金の返却には、受取人の承諾が必要。
拒否された場合や応答がない場合、銀行はそれ以上の手続きをすることはできない。

《受取人に応じてもらえない場合》
②裁判所や専門家の力を借りる
○誤振込で受け取ったお金は「不当利得」となり、返還義務を負っている。

③警察へ相談する
○誤振込だと分かってお金を使ったことが明らかな場合、刑事事件(詐欺罪、窃盗罪)にもなり得る。

受取人は拒否したとしても、不当利得の返還義務はなくならないため、返金となりそうですが、差し押さえられないものでしょうか。

(参考)
【民法 第703法 不当利益の返還義務】
法律上の原因なく他人の財産又は労務によって利益を受け、そのために他人に損失を及ぼした者(=受益者)は、その利益の存する限度において、これを返還する義務を負う。
【平成10年3月18日 最高裁判所判決】
裁判要旨:誤った振込みがあることを知った受取人が、その情を秘して預金の払戻しを請求し、その払戻しを受けた場合には、詐欺罪が成立する。

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