慢性咳嗽

⚪️咳嗽
○人前で咳をするのは気になる、恥ずかしい
○他の人に迷惑をかける
○会話に難がある
⚫︎咳嗽とは、気道内に貯留した分泌物や異物を排除する
⚫︎気道、胸膜、心膜、外耳道などに咳受容体が存在
⚫︎Aδ線維
⚫︎C線維
○3週間までの急性咳嗽は感染症による咳嗽が多い
○8週間以上の咳嗽は感染症以外による咳嗽が多い
〈慢性咳嗽の原因疾患の頻度〉
咳喘息・気管支喘息、GERD、COPD、感染後咳嗽、副鼻腔気管支症候群

⚪️咳喘息の診断基準 
1.喘鳴を伴わない咳嗽が8週間以上持続 
かつ 
2.β2刺激薬が有効 
※喘鳴がある場合は気管支喘息を疑う

⚪️咳喘息 
第一選択薬:ICS(吸入ステロイド薬) 
夜間症状やFEV1(1秒率)はすぐ良くなるが、気道過敏性(炎症)の改善は時間がかかる(約18ケ月)

⚪️アトピー咳嗽 
1.喘鳴を伴わない咳嗽が3週間以上持続 
2.気管支拡張薬が無効 
3.アトピー素因を示唆する所見 
4.ヒスタミンH1受容体遮断薬にて咳嗽発作が消失 
※喉がイガイガする、むずがゆい 
アトピー咳嗽は咳受容体の感受性が亢進している。

⚪️ゲーファピキサント(リフヌア錠®︎)
選択的P2X3受容体拮抗薬
味覚障害の副作用が多い、それ以外はあまりない
4割位の人に改善見られる

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