安倍晋三元首相 銃撃事件

⚫︎2022年7月8日(金)午前11時半頃、自民党の安倍晋三元首相(67)が銃撃され、その後亡くなった。奈良市の近鉄大和西大寺駅前で街頭演説している最中だった。

⚫︎背後6〜7mの位置から散弾銃のようなもので2発、SPも守れなかったほどの短時間で犯行が行われた。
○左胸や首に命中したという。
○確実に暗殺するために2発束ねて、SPに怪しまれないように肩紐をつけてバックに見立てた。

⚫︎奈良市消防局などによると、安倍氏は流血して倒れ、救急搬送。意識不明の状態で、心肺停止とみられる。

⚫︎警察は現場で奈良市の山上徹也容疑者(41)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕。2005年まで海上自衛隊に勤務していたと報道されている。

⚫︎筒状のものをテープで巻いたような手製の銃を使用したとみられる。どのように銃を入手したかは不明。

○軍事ライター 蓮見 皇志郎氏
ー自作銃の可能性を疑った3つの理由ー
①これに該当する猟銃がない。日本は主にミロク製作所、豊和工業の2社が製造しているが、これに該当する散弾銃がない。海外製も同様。

②現在の主流の火薬と性質が違う。現在主流の「無煙火薬」と比べて、煙の量がとても大きく、音も大きい。考えられるのが、「黒色火薬」で、中世で主に使われていた。火縄銃が想像しやすい。
⚫︎黒色火薬は木炭、硫黄、硝酸カリウムを混ぜたもの。自分でも作れるほか、通販サイトでも簡単に購入できる。

③2本の金属パイプがガムテープで束ねられている。

ー当該の自作銃の構造(予想)ー
金属パイプに鉄くずと黒色火薬を入れ、電気で発火。
○古来の銃でほぼ同じ構造の「タンネンベルクガン」という銃がある。

⚫︎タンネンベルクガン
○14世紀に製作された、現存する鉄砲としては最古の火器。タンネンベルク城の廃虚の中から発見された。
○木の棒に銃身が取り付けられた小型の手砲。発射方式はタッチ・ホール式。
○タッチ・ホール式とは、銃口から火薬と弾丸を詰め、火門に点火する仕組み。点火には、熱した石炭やL字型の鉄棒が使われた。

○元フランス外人部隊 神山 純一郎氏
⚫︎日本ではピストルグリップのついた散弾銃の販売が禁止されている。
○水道管等から作った完全自作の銃と考えられる。
コードが出ているのが見えるので電気発火式と想定される。
パイプに火薬を入れたうえ、ベアリングや釘、ビスを詰めて豆電球で作った雷管で発火し、発射する形式と思われる。

○大日本猟友会 会長 佐々木洋平氏
⚫︎散弾銃の発砲音はドーンというとても大きい音で、今回のものとは違う。

○3Dデータを活用する会(3D-GUN)の理事長 相馬 達也氏
⚫︎3Dプリンターで銃は簡単に作れる。
⚫︎散弾銃は狙う時間がない、狙撃手が狙いを定める能力がない場合に向く銃。
⚫︎製造技術は工業高校レベルの知識や技術があれば、作ることはできるはず。
⚫︎弾薬を作るのは非常に難しい。材料となる化学薬品を、どう用意したのか、今後の争点となる。

⚪️過去に起きた、手製の銃が使用される事件
【2002年3月 大阪府枚方市】犬の散歩中だった男性を撃って3週間のけがをさせた事件。金属製の水道管を使った手製の銃を使った。
【2004年4月 北九州市】箱型の自作の発射装置(縦21センチ、横17センチ、厚さ9.5センチ)を使って元同僚の頭を撃った。
【2014年】3Dプリンター銃密造事件
町工場で勤務していた経歴を持つ、大学職員が自作。

⚪️懸念 
○簡易的な武器が一国の元首相を銃撃したという成果を挙げ広く認知されてしまった。

参考:SAKISIRU https://sakisiru.jp/31433
FLASH https://news.yahoo.co.jp/articles/2840306ad0b66f38e6ed7ec16e961cc34fa38ad4
週刊現代 https://news.yahoo.co.jp/articles/cdff0d9120d563d7590a27f16e6f6f1404ad35fa

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