中国共産党 暗黒の百年史

⚪️著者 石 平(セキ ヘイ)
中国四川省生まれ。2007年日本国籍を取得。四川料理が好き。

⚫︎日本の書いた中国近代史のほとんどは、中国共産党の革命史観に沿って書かれたもの。

⚫︎中国人民は帝国主義と国内の腐敗勢力との二重の抑圧に喘いだが、中国共産党は人民を率いて革命を起こし、帝国主義と悪の勢力を打ち破って人民を解放した。という中国共産党自身のでっち上げた革命史観に、決定的な影響を受けている。

【コミンテルン】
ソ連共産党が創設。共産主義革命を世界中に広めるのが使命。中国を含む極東地方で革命を起こさせるのが目的。

【辛亥革命】1911年 中華民国が樹立。

【南昌蜂起】この事件で中国共産党軍が誕生した。国民党軍が勝ち、共産党勢力は二つに分かれて生き延びた。ー蜂起指導部ー 周恩来 上海租界に潜伏。 ー井崗山(せいこうざん)ー 朱徳 毛沢東の山賊部隊と合流。

【遼瀋戦役】【平津戦役】【淮海戦役】

【日中戦争】1937年に始まる。それに乗じて共産党は「抗日統一戦線」の結成を国民党政府に呼びかける。

【長春兵糧攻め作戦】1945年共産党軍は名称を「解放軍」と改名。長春市民50万人→17万人。

【政権樹立後】1950年初頭から、全国規模の土地改革を実行。「一村一焼一殺」を全国的に展開していく。家屋は焼き払わず農村幹部の公邸もしくは共産党支部に、また地主の命は助けられるケースも出てきた。600万人の地主中、200万人は殺された。

【反革命分子鎮圧運動】1951年から毛沢東による粛清活動。北京で3回1138名、上海で3回1370名、天津で2回800名等が実施された。

【文化大改革】私設の裁判。1966年頃。

○党を守るために虐殺も辞さない。公開処刑で民衆に恐怖心を植え付ける。

【天安門事件】天安門広場を完全武装の解放軍兵士が包囲。

【チベット】首都ラサ。1951年頃。チベット政府に全面降伏を迫る。十七カ条協定。チベット仏教の弾圧政策。

【ガンデンポタン】チベット国の中央政府。1642年に発足。長はチベット仏教最高位のダライ・ラマに指名される首相。

【内人党(内モンゴル人民革命党)粛清運動】

○漢民族に対する少数民族。チベット、ウイグル、モンゴル人。

【イ族】中国の西南地域の山間部に住む。人口871万人。現在その大半は雲南省に、3割程度は四川省の涼山イ族自治州にいる。1950年に人民解放軍に占領され、呼び名は自治州だが自治権は失われる。昔から貴族の黒イと平民の白イという二階層がある。中京政権に対し蜂起するが、鎮圧される。

【陳 独秀】共産主義に傾注。【ニコルスキー(Nikolsky)】【マーリン(Maring)】ロシア人。コミンテルンから派遣。【譚平山】共産党員。国民党中央組織部長になる。【林伯渠】共産党員。国民党農民部部長となる。【毛沢東】共産党。国民党中央宣伝部長代行→部長となる。【周恩来】ソ連でスパイとテロ活動の訓練を受けて、帰国する。国民党が自前の軍隊を作るために創設した軍官学校から、後に中国共産党軍の主力幹部を輩出させる。黄埔軍官学校政治部主任。【聶栄臻】共産党員。周恩来の乗っ取り工作を補佐。のちに中国共産党軍の元帥となる。【葉剣英】のちに元帥となり、国家指導者の地位まで登り詰める。【徐向前】【陳こう】軍官学校の一期生、のちに有力軍人となって、中共政権成立後には元帥と大将となる。【林彪】1960年代の文化大革命時には共産党政権のナンバー2となる。【陶鋳】【楊志成】【宋時輪】【羅瑞卿】第五期生以降。共産党軍の大将の階級に昇進。【葉挺】国民革命軍第11軍の副師団長。【銭壮飛】三傑の一人。医学部出身で、機密機関に潜入する。後の革命戦争で命を落とす。【李克農】【胡底】共産党員。銭壮飛に招かれ、特務機関に潜入する。胡底は後の権力闘争で命を落とす。【顧順章】国民党に逮捕され、機密拠点や隠れ場所を自白。その後周恩来から報復を受ける。【劉志丹】陝西省の延安地域で共産党員の根拠地を作った。後の軍事作戦で後ろから撃たれて戦死。【習仲勲】劉志丹の部下の一人。のちに共産党政権の高官となる。習近平の父。【熊向暉(ゆうこうき)】第二次国共合作時の工作員。胡宗南の部隊に潜入。【張治中】内戦末期に共産党に寝返る。【閻又文】平津戦役でのスパイ。【傅冬】傅作義の娘。【郭汝瑰】20年間、国民党軍に潜伏。准海戦役にて浸透工作。【何基澧(かきほう)】【張克侠】国民党第59軍と第77軍に潜伏。准海戦役にて浸透工作。【呉仲禧】総指揮部の情報を共産党軍へ流す。准海戦役にて浸透工作。【呉石】呉仲禧の助手として潜入。呉仲禧が姿をくらました後も、引き続き潜入して台湾に入る。国民党政権の国防省参謀副総長まで昇進したが、正体を突き止められ銃殺。【李志豪】香港経由で台湾入りしたが、正体がばれ、逮捕。【龔楚(きょうそ)】紅軍だったが、離脱し上海へ逃げる。自著「私と紅軍」にて一村一焼一殺の実態を書き残す。

【孫文】近代革命の父。軍閥勢力を打倒すべく、民主主義共和国の建設を目指し、国民党を創る。後に内部から共産党に乗っ取られる。【蒋介石】黄埔軍官学校の校長に任命。後に国民党の領袖となる。【徐恩曽】特務機関のボス。銭壮飛の優秀さに目をかけ、自身の機密秘書に抜擢する。【胡宗南】黄埔軍官学校の一期生。国民革命軍第1軍師団長→第17軍団の指揮官。【傅作義】北平の司令官だが、共産党に北京を明け渡す。

【鄧小平】外国資本を中国に誘い入れる。【劉海ツバメ(ヘレンリウ)】オーストラリア国防大臣のJ・フィッツギボンと親密な関係にあった女性実業家。実は人民解放軍総参謀部第二部と繋がっていた。【オーストラリア公共放送SBS】北京語放送局のアナウンサーの何人かが中国共産党の党員。

【李韶九】毛沢東の腹心中の腹心。紅軍の粛清委員会のトップに据える。

【李文林】江西地方紅軍の一つのボス。毛沢東軍に距離が近く、合併を拒んだため粛清を計画される。【劉敵】紅二十軍の指揮官。粛反委員会にクーデターを起こす。

【三人組】軍事式の最高機構。周恩来、毛沢東、王稼祥。

⚫︎中国共産党と紅軍内部には二つの勢力。○コミンテルンに育てられ、中国に送り込まれた勢力。王明、周恩来。○共産党の土着勢力。毛沢東、彭徳懐、劉伯承。⚫︎康生と劉少奇はコミンテルン派遣組だったが、毛沢東側に寝返る。【高崗】国家計画委員会の首席に就任。服毒自殺。【饒漱石】共産党組織部長。高崗側だったため、失脚。

⚫︎高崗事件 1954年 【高崗側】高崗 【反高崗同盟】周恩来、劉少奇、陣雲、鄧小平。○毛沢東は掌返して高崗を切り捨てる。

【彭徳懐】国防相。毛沢東の忠臣である大物軍人だったが、1959年失脚。【林彪】彭徳懐失脚後の後任として、国防相。毛沢東を全面的に支持。【江青】毛沢東夫人。【王洪文】江青グループ。【華国鋒】毛沢東が後継者に指名。毛沢東の死後、江青らを逮捕。

【胡耀邦】【趙紫陽】華国鋒を降ろした後、鄧小平の指名した総書記と首相。のちに鄧小平に切り捨てられる。【江沢民】鄧小平政権後の政権。【胡錦濤】鄧小平の指名した次期総書記。江沢民は邪魔をする。【習近平】江沢民に近い幹部だが、最高指導者に就任後、江沢民派の重鎮を次々に葬り去る。

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